佐藤塩太郎

 スポーツ刈りでメガネをかけた、まだ20代半ばの男教師、佐藤塩太郎は、熱血スタイルに憧れて、それを目指す生き方を心がけていた。だから服装も絶対に上下ジャージだった。しかも通常のジャージではない。どちらかと言えば、アスリートが好んで着るような機能的でスタイリッシュなデザインのジャージだった。